日本語で言えば「抗老化」「抗加齢」。
しかし、それは「時計の針を止めること」ではなく、「針を少し戻して、その進みを遅らせること」なのです。
時計の場合、針自体に指をかけて逆戻りさせたり、裏のネジ部分を操作して、針の進みを遅らせることが出来ます。それと同様の取り組みが、私たちが考える「アンチエイジング」です。例えば、肌の若返りは、スキンケアや医学的治療により、外部から皮膚そのものをケアすることであり、「針自体を逆戻りさせる」ことに当たります。
また、サプリメントやホルモン補充療法などの、内部から全身的に若返りを図る方法、つまり全身的な老化防止策が、「針の進みを遅らせる」方法として最近脚光を浴びてきました。
シミ・シワが増える、ボディラインが崩れ始める、パワーが落ちる……などは、見逃してはならない老化のサイン。
いつもまでも若く元気でいたいのに、外側からも内側からも襲ってくる老化は、なぜ起こるのでしょうか? その原因についてまとめました。
老化の3大原因は、主に以下のようなものがあげられます。
1.若さを保つためのホルモンや成分を生み出す力が衰える
2.呼吸で酸素を体の中に取り入れることでサビが生じる
3.タバコ、紫外線、化学物質、ウイルス、細菌、ストレスなどで体が傷つけられる
アンチエイジング、老化を予防するためには、この3つの原因を解決するように若さを保つ成分をたっぷり補給して、体が酸化してサビを起こさないように心がけ、有害物質やストレスからあなたの体を守ることが必要になります。
守りのガードを固めるためには、アンチエイジングのために必要な成分を、いろいろな形で体の中に取り入れること。

コラーゲンは、体のしなやかさ、柔軟性、弾力性、伸縮性などを保つタンパク質です。
コラーゲンと聞くと美肌成分と思う人も多いはず。しかしコラーゲンは、骨や関節、血管、髪、歯ぐき、爪などにもあり、体全体のタンパク質の約30%を占めています。特に肌では真皮層で無数の網目状の層を作り、ハリや弾力性、しなやかさを保つ、「肌の土台」と言える存在です。
コラーゲンは動物の皮や軟骨、魚のうろこや皮、骨の周辺にあります。鶏の手羽先、軟骨、豚足、ふかひれなどがコラーゲンを多く含む食品として有名です。
私たちにとって大切なコラーゲンも、30歳を過ぎた頃から体内で生み出す力が落ち、コラーゲン量はどんどん減少します。これによって、肌の衰えや血管の弾力性などが失われ、老化が進んでしまうのです。
コラーゲンの種類と摂取法
原料からコラーゲン成分を取り出したのが次のようなコラーゲンです。
・鶏由来コラーゲン……鶏の軟骨からコラーゲンを抽出したもの
・ブタ由来コラーゲン……ブタの皮から抽出したもの
・魚由来コラーゲン……魚のうろこから抽出したもの
・マリンコラーゲン……マグロやカツオなどの魚の皮から抽出したもの
分子の大きいコラーゲンを小さく加工しているので、腸で吸収しやすく、コラーゲンの合成に必要なビタミンCを一緒にとることで、さらにアンチエイジング効果がアップします。液体のドリンクなら水に溶かす手間もなく、飲みやすくフルーツ味などに加工されているので、ビギナーにもオススメです。
スキンケアにもコラーゲンが含まれているものがありますが、浸透力よりも肌の乾燥を守ったり、バリア機能を高める、肌の表面の弾力や滑らかさを取り戻す効果が高いです。

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