2010年8月9日月曜日

景福宮 慶会楼(キョンフェル)特別観覧

慶会楼(キョンフェル)は、 国宝第224号。慶会楼は国王と臣下が参席する重要な宴会や外国使臣を接待する宴会場でしたが、誰もが自由に出入りできる場所ではありませんでした。慶会楼は国王と臣下が出会いを楽しむ場所という意味からつけられた名前で、看板の字は太宗(テジョン・李朝第3代国王)の王世子だった譲寧大君(ヤンニョンデグン)が書いたもの。池の真ん中には2つの島があり、東側にある四角い島に慶会楼があり、景色もとてもいいところとなっています。1412年(太宗12年)に太宗の命令によって創建された慶会楼は文禄慶長の役で焼失。その後1867年(高宗4年)、興宣大院君によって現在の姿に再建されました。



慶会楼の中を見学できる特別観覧は期間限定の観覧。チケットは、景福宮(キョンボックン)と同じでフンネムン(興礼門)前のチケット売り場で購入できます。料金は5000ウォンで割引はないですが、このチケット1枚で景福宮の観覧もできるようになっています。観覧時間は決められていて、1日3回(11:00/14:00/16:00)。原則的に観覧スタート時間の20分前までに先着順で60名まで観覧できるということなので、早めにチケットを購入しましょう。チケットをゲットしたらフンレムン(興礼門)とクンジョンムン(勤政門)をくぐり、勤政殿の横の門から出て慶会楼前へ。約10分前にガイドさん(韓国語のみ)と一緒に慶会楼トンピョン門から入場します。観覧は説明と自由時間(写真撮影時間)を含めて40分ほどです。




国王専用の道



上の階は建物の外側がすべて額のように作られていて、まるで風景画を見ているよう。眺めがとっても良くてここがソウル?!と疑ってしまいそう。慶会楼の背後に聳え立つ山の麓に、現在のブルーハウス(*青瓦台・大統領官邸)が見えますが、その当時はあそこまでが敷地の一部だったとか。また、昔はこの池で船に乗って夕涼みを楽しんだということで、建物から船に乗るときのための石の階段もちゃんとあり。




天井の模様も中央に向かうにつれて細かく複雑なデザインに。



慶会楼(キョンフェル)特別観覧

観覧料:5,000ウォン(7歳以上)
(景福宮の観覧を含む/青少年と老人無料観覧、割引なし)
観覧期間:3~10月
観覧時間:1日3回(11:00/14:00/16:00)
定員:1回60名(先着順)
休館日:火曜日
観覧チケット購入場所:フンネムン(興礼門)前チケット売り場
*観覧チケットは現地販売のみ。
*観覧時間の20分前までに先着順で販売。
(14:00観覧−11:00~13:40発売)
*慶会楼へは観覧時間の10分前に、慶会楼トンピョン門から観覧ガイドの方と一緒に入場します。

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